強靭な肉体!本田圭佑のフィジカルの秘密とは? [本田圭佑]
本田圭佑選手といえば、
外国人選手にも当たり負けしない強力なフィジカル(技術以外の肉体的な強さ)が持ち味ですよね。
でも本田圭佑、子供の頃は体が細く当たり負けするような選手だったと言います。
ここでは本田選手のフィジカルを保つためのトレーニング方法や、
本田選手のフィジカルについての評価などを見ていきたいと思います。
本田選手のフィジカルの強さはイタリア国内でも高く評価されています。
ACミランのレジェンドでもあるアレッサンドロ・コスタクルタ氏は、
イタリアのテレビ局である”スカイ・スポーツ”で、
「ボールを失うことはなく、
フィジカルも強い。
プレス(複数人による積極的な守備)を受けても簡単にボールを収めることができる」
という評価を下しています。
さすが本田選手!というところですが、
このコスタクルタ氏、数ヶ月前は本田選手を酷評しているんです。
どんな酷評をしていたかというと……
「本田はミランの10番どころか、
単にミランの一員としても認めるわけにはいかないレベル」
「セリエAでプレーできる水準の選手ではないとさえ思っている」
「僕がいた当時のミランであれば、
本田はペットボトルを運ぶ役さえも与えられなかっただろう」
「デヤンだけでなくグーリットやボバン、ルイ・コスタやセードルフ。
彼らだけでなく歴代の10番以上に大きな存在感を放っていたファンバステンやライカールト、
ピルロやかかと言った選手たちと同じピッチに立っていた僕の目から見れば、
残念だが本田のレベルは彼らよりも下にあるとしか言えない」
などと、本田選手をボロクソに言っています。
本田選手がわずか数ヶ月で実力を発揮してくるとは予想していなかったことでしょう。
コスタクルタ氏に限らず、
多くのサポーターやマスコミが本田選手に対する評価を手のひら返しして、
本田選手に謝罪するメディアもありました。
本田選手は生まれつき体格に恵まれているという話も。
本田家は家系にオリンピック選手やスポーツ選手がいるほどのスポーツ一家で、
身長が高く骨格も丈夫だといいます。
本田選手は身長が182センチと、
日本人の中では身長が高いほうですので、海外選手の中でも当たり負けしにくいとも言えますよね。
しかもおじさんにはレスリングの選手もいますので、
精神的にも何かしらの影響を受けていると考えられますよね。
本田圭佑とACミランの最高経営責任者を引きあわせたと言われる代理人のブロンゼッティも、
「今までの日本人選手のイメージとは違う。
日本人でないみたいだ。
ヨーロッパの体格をしている」
という発言もしています。
サッカーに限らず、
スポーツ界ではどうしても体格による能力差が出てしまう競技が多いですよね……
もちろん、いくら生まれつき身長が高くても、
トレーニングをしなくてはあれほどの強靭なフィジカルを手に入れることはできません。
本田選手の日頃のトレーニングメニューを検証してみましょう。
本田選手はオフの日に極秘(?)トレーニングを東京近郊や沖縄で行なっていたことも知られています。
ケニア人のオリンピック級のマラソンランナーを雇って走りこみをしたり、
もちろん極秘でなくてもチーム練習が休みの日に1人で練習していることも多いです。
子供の頃からのほとんどの時間をサッカーに費やしてきたとも言えますから、
並大抵の鍛え方ではあそこまで強力な選手にはなれません。
トレーニングメニューとしては80メートルダッシュを20本だったりだとか、
ゴールポストに連続3回当てるまで帰れない練習だとか、
ランニングの距離をこれまでの2倍に増やしたりだとか。
ちなみに高校の頃は学校にいく前に10キロほどランニングをしていたといいます。
たくさん走ることができれば体力がつくということは理屈ではわかりますが、
実際にそれを毎日実行するとなると……
本田選手はこれまでも決してハンパな練習量ではなかったはずです。
もちろん本田選手は上記以外にもジムでのトレーニングなど、
数多くの練習メニューをこなし続けています。
本田選手は世界的なプレーヤーになるべくしてなった、
としか言いようがないですよね!
また本田選手は食事についても決して自分を甘やかしたりはしないようです。
ACミランでは食事メニューはメディカルスタッフが勧めるメニューを食べています。
その内容はトマトソースのスパゲッティや鳥の胸肉のグリル、ゆで野菜、果物など一般的なものですが、
他のメンバーが栄養面ではあまり良くない食べ物を注文したがるのに対し、
本田選手は文句ひとつ言わないのだとか。
ちなみに2014年中盤から現在までACミランの監督をつとめているインザーギ監督は、
食事メニューの改革も図っているようで、
現在はミランの他の選手たちの食事も良い方向へ変わってきているかもしれません。
ところで本田選手は自宅では奥さんとどんな料理を食べているのでしょうね?
そちらも気になります!
ところで本田選手はモスクワ時代に大きな膝のケガやを経験しています。
その怪我から完全に復帰するまでには1年弱ほどかかっていますから、
普通は選手生命を諦めることも考えるでしょう。
でも本田選手はそこで諦めません。
必ず復活することを信じ、
リハビリどころかさらに肉体改造をほどこしパワーアップをはかっています。
途中リハビリ中の過度の走りこみなどが原因でケガを悪化させてしまうこともありましたが、
最後は進化してカムバック。
チームをリーグ優勝に導きました。
……と言っても本田選手は人間ですので、
披露が蓄積しすぎてトレーナーのストップがかかることもあります。
本田選手にとってはどんどん練習したいという気持ちと、
でも身体を休ませなければいけない、という葛藤がもどかしいでしょうね。
そんな本田圭佑選手ですが、
中学時代までは今とは違い体が細かったようです。
そんなコンプレックスを解消するために牛乳を大量に飲んだり白米をたくさん食べたり。
高校の頃には体はひとまわり大きくなっており、
昔から本田選手をしっていた人たちからは「まるで別人」と言われていたそうです。
体格に恵まれている人が努力もするなんて反則です(笑)
もちろん本田選手のフィジカルの強さは精神力から来ているということも忘れてはなりません。
失敗や挫折にのめげずにひたすら努力し続ける貪欲な姿勢は、
かなりの気迫を感じさせてくれますよね。
いくら体を鍛えても精神が強くなければすぐに相手にふっ飛ばされてしまいます。
本田選手は心も体もさらに高みを目指して、
日々鍛え続けられているのです。
さて、ここで本田圭佑選手以外にも、
フィジカルが強いと言われている選手を見ていきたいと思います。
まずは”悪童”の異名を持つマリオ・バロテッリ。
イタリア代表のバロテッリ選手は、
2014年の8月まで本田選手と同じACミランに所属していました。
バロテッリ選手はフィジカルだけでなく技術も世界トップレベルと言われており、
さらに身長も高いです。
バロテッリ選手は「世界最高の選手になりうる」などと、
世界的にも高い評価を受ける選手です。
ですがバロテッリ選手は問題児と言われることも多く、チームメイトと問題を起こすこともしばしば。
交通違反など反社会的な行為も多く、
サッカー選手ながら喫煙しているという事実も。
タバコはスポーツ選手にとっては体力が落ちるものとされていますが、
バロテッリ選手を見ているとその事実を疑いたくなってしまいますね(笑)
ちなみにバロテッリ選手の反社会的な行為は、
幼いころに受けた黒人差別などが原因だという声も聞かれます。
お次はクリスティアン・ビエリ。
ビエリ選手は本田選手と同じく左利きの選手で、”重戦車”の異名を持ちます。
ビエリ選手は恵まれた体格を活かしたヘディングを武器に、
イタリアリーグで最多得点を記録している選手。
ちなみにビエリ選手はサポーターを馬鹿にしたようなパフォーマンスをしたことで恨みを買い、
自身が経営する店を爆破されたことがあるそうです……
ビエリ選手は2009年に引退を表明しています。
ここでは紹介しきれませんが、
この他にもフィジカルがスゴいと言われている選手は世界中にたくさんいます。
本田選手もおちおちしてられないですね!