アジアカップ速報!UAE戦での本田圭佑は? [本田圭佑]
本田圭佑選手は23日、日本対UAE戦に先発出場。
試合の結果は1-1のままPK戦に突入、
4-5で惜しくも敗退という結果に。
日本はベスト8でアジアカップを終了することになりました。
前回は日本が優勝しているだけに、
残念な結果でしたね。
日本が準々決勝敗退というのは5大会ぶりです。
現地の新聞のシドニー・モーニング・ヘラルド紙では、
「ここまでの2015年アジアカップでは1番の衝撃。
チャンピオンに君臨する日本がUAEによって敗退へと追いやられた」
「UAEが日本にショックを与え、
準々決勝でオーストラリア代表との対戦を決めた」
などと報じました。
また序盤で失点を許してしまったゴールキーパーの川島永嗣選手も「弱い部分である」と批判されてしまいました。
さらにアギーレ監督についても、
「八百長疑惑で日本に恥をかかせたアギーレ監督は、
ほぼ間違いなく解雇されるであろう」
と報じています。
今回の試合後、
元サッカー選手で日本サッカー協会の大仁邦彌会長はこう語っています。
「これを勝ちに結びつけていかないといけないと思う」
「こういうのはサッカーの試合だと思うので。
内容的には良くなってきている」
結果が出せなかったことについては、
沈痛な面持ちだったとか。
アジアカップで優勝できなければ、
2017年に行われる各大陸王者が激突するコンフェデレーションズカップにも出場できないことになります。
ですがベスト8止まりでも日本代表チームはよく戦ってくれたのではないかな、
と個人的には思います。
4年後のアジアカップに期待しましょう!
〈本田選手のコメントは?〉
さて、日本対UAE戦が終わった後、
本田選手はどんなコメントを残してくれたのでしょうか?
まずは35本もシュートをしたにもかからわず、
1本も決められなかった日本代表についての本田選手のコメント。
「勝負を決する場面はいくつかあった。
それができずにPKで負けてしまったというのは、
自分たちに責任がある」
圧倒的に日本代表の方がシュート数が多かったですが、
決定力不足が浮き彫りになってしまいましたね。
PKでのできごとを、
本田選手はこう語っています。
「蹴る前までにいくつかの駆け引きがあって、
ギリギリまで見ようかなとも考えていた。
キーパーの反応を見て、
ちょっと強めに蹴ろうと最後に起動を変えた結果、
しっかりと当てられなくてああいう感じになった」
とのこと。
ほんの僅かな判断が勝敗を決めてしまうことは仕方のないことだと思いますが……
また本田選手は、
「いままでいろんなビッグプレーヤーがPKを外す姿をテレビで見てきた。
これがずっと残っていくのは自分としては非常に悔しいが現実」
「サッカーの厳しさというか、
PKの厳しさを教えられたというか」
と語っています。
また「外すもんなんですね」と、
現実を受け止める一方で信じられないという気持ちも垣間見えました。
本田選手は今回の試合を教訓に、
今後はPKの精度をもっと上げてくるような気がします。
新たな課題が見つかってしまいました。
またUAEに先制ゴールを決められてしまったことに対しては、
「あの早い段階で失点するということは、
強いチームでも良くある」
と語っていますが、
「僕らが敗者であることは間違いない」
と、いさぎよく負けを認めるコメントも。
試合前から中2日というスケジュールを不安に思っていた本田選手ですが、
本番での日本代表の立ち上がりが遅かったことで、
本田選手の不安が的中するという結果になってしまいました。
また本田選手は精神面のことも語っています。
「勝たなければいけないというプレッシャーの中で勝てないというのは、
そういう精神力を持ち合わせていなかったと感じています」
「クオリティ、
チームの完成度、
サッカーの戦いかた、
技術においては絶対に今回のほうが高かった」
「所属チームに戻っても(課題を克服する姿勢を)持ち続けたいなと思います。
結果にこだわってやっていきたいなと思います」
また本田選手は前回は優勝できた日本が今回はベスト8止まりになった原因について、
「今回は簡単にグループリーグを突破したものの、
トーナメントの1回戦からこういう現実をつきつけられて、
思い通りにいかないのがサッカーだと思います。
前回は挑戦者としての我々のなんとか優勝した形と、
ある程度の優勝するのではないかという期待、
前回以上の期待があるなかで望んだ大会では、
結局プレッシャーに打ち勝つことができなかった。
期待に答えられなかったと思っています」
と反省するしかない状況。
でも勝負は時の運ともいいますから、
前回よりも確実に強くなっている日本が負けたのは仕方ないような気もします。
無意識のうちに”ハングリーさ”が欠けていたのかも?
負けてしまった後ではどうしようもないですが、
日本は優勝しててもおかしくなかったですからね。
さらに本田選手は負けてしまった理由について、
「クオリティ以外の部分もたくさんある。
ボールを扱う以外のね。
ボールの扱いでは勝っていたのに試合に勝てないというのは、
絶対にそこが欠点なわけで、
経験とか、厳しい勝負に慣れていないとか、
勝たなければいけないというプレッシャーの中で勝てないというのは、
そういう精神力を持ち合わせていなかっただけだと思います」
また、
「完成度は今回のほうが高かったと思います。
でもそれと勝負は違うというのを今回痛感させられました」
と語っています。
試合の序盤が落ち着かなかったことについては、
「いくつか要因はある。
中2日だとか、
想像以上に疲れていて1歩が遅れるだとか。
細かく言えばそうなってくると思うんですが、
すべて想定内として考えなければいけなかった。
失点はチーム全体の責任。
でも失点はしょうがない。
1番悔いが残るのは、
追加点とかPKまで決することができなかったとか、
そういうところがやはり悔しい」
と悔やんでも悔やみきれない本田圭佑選手。
サッカーは技術や体力、チームワークだけではなくて、
あらゆる状況を想定する”想像力”も必要な競技なんだな、
と思いました。
〈試合後のアギーレ監督のコメント〉
試合後にアギーレ監督は、
「今日のゲームで勝利に値するのは我々だった」
とコメント。
たしかにシュート数や支配率、技術などは完全に日本がUAEを圧倒していました。
ですがUAEはたった3本しか打っていないシュートを決めてきています。
日本はその10倍以上もシュートしていますからね。
やはり今回の試合は「日本の決定力不足」に尽きるのだと思います。
本田選手がPKを外したことについては、
「彼(本田圭佑)は自信を持ってプレーしていたので、
キッカーの1人に選んだ」
とコメント。
またアギーレ監督は、
「ケイスケは偉大な選手。
今大会でも3得点を挙げたし、
リーダーの1人としてしっかりゲームに参加していた。
PKは誰が外してもおかしくない」
と、本田圭佑選手を褒め称えるようなことも言っていました。
〈海外の反応は?〉
今回、日本代表がUAE戦で敗退したことについて、
韓国の記者はこう述べています。
「沼にハマってジタバタするようなサッカーをしただけだった」
厳しい意見です。
また本田選手については、
「日本の自尊心であるホンダは最初のキッカーに出て、
自信をもって強力なシュートを放った。
しかしホンダのシュートはゴールの近くにさえいかなかった。
お粗末なシュートだった」
とこれまた辛口な意見。
さらに、
「おそらくホンダのサッカー人生最悪のシュートとして記憶されるだろう」
というコメント。
本田選手自信もショックだったと思いますが、
傷口にトウガラシを塗るような海外の反応でした……
本田選手はアジアカップが終わり、
再び自分が所属しているイタリアのACミランでの日々が始まります。
「チームでもまた同じポジションでやる以上、
続けていきたい。
結果を残していきたい」
とミランでのポジション争いへの意気込みも見せてくれました。
日本代表は今大会で優勝できなかったので、
大陸王者が集まるコンフェデレーションズカップには出場できません。
次の大きな大会がいきなり2018年のワールドカップですからね。
2014年のワールドカップ以上の逆境が待っているのかもしれません。
ですが逆境に強いのが本田圭佑。
本田選手が次のワールドカップまでにどれだけ成長してくれるのか楽しみでもありますね!