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夢のコラボ!本田圭佑と中田英寿の対談に注目! 後編 [本田圭佑]

前回に引き続き、

2010年に実現した本田圭佑選手と中田英寿さんの対談の様子についてチェックしていきたいと思います。

サッカー選手じゃないかたでも、

日常生活で実践できる考え方などが満載です! 

本田圭佑のキメ顔.jpg

 

メガネの中田英寿.jpg

 

”練習中から必死でやる”ことについて。

中田選手は日本チームは練習内容は良いのだけれど、

試合でそれが使えないのが弱点だと言います。

またサッカーに対する姿勢にも問題があるといいます。 

「アタリマエのことが今一番難しくなっている。

やっぱそれを練習でやらなくて試合でできるのかっていうのは、

僕は信じられない人間なんで、

練習でできることは試合に出す。

やっぱり練習のときからそういうことをやり続ける。

外国って普通に削るじゃないですか」

と、中田選手は海外では練習の時からあたりが強いことに言及。

本田選手もオランダ時代に、

練習中にチームメイトの殴り合いを何回も見たそうです。

やっぱり海外で熾烈なレギュラー争いを勝ち抜いていくには、

相当な攻撃性やメンタルが必要になるのでしょうね。 

 

また本田選手から中田さんへの質問。

「あくまで新聞報道ですよ?

オレから見てて、

すっごい孤独やろうなって思ってたんですよ。

それについてヒデさんどう思ってるのかなって」 

それに対して中田さんはこう答えています。

「ぼくがイタリアに行った時、

海外にいった日本人選手がなかなかいなかったし、

だからほとんどその状態を1人だけチームでポツンと。

まわりがみてるな、と。

で、またその当時もやっぱり他の選手が日本でほとんどやってたんで、

見てると同時にちょっと距離をあけてるな、と。 

期待もしてるし、なんか触り難い感じもしてるしっていうのが、

こっちもすごい受けて取れる」

さらに中田さんは、

「若い時はまあそれでも好きにやっていけばいいかなと思ってたものが、

やっぱり溝が深くなっていくわけですよ。

だからあの昔は本田選手のようにね、

できるだけディフェンスせずに、

いい状態でボールをもらって攻撃をするというのが哲学でずっとやってたけども、

でも今度はそれをずっとやり続けていけない状態が少し来てしまって」 

と、年齢を重ねると共に気の迷いが出てきてしまったことを明かしています。

「2006年終わってしまった時にも(日本はワールドカップで決勝トーナメントに出場できずに終わってしまった)、

自分が実際にやりたいプレーを続けてきてその状態だったらまだいいけれども、

それを中途半端にやっぱり、

合わせようとしたところがあって、

自分のプレーを消しながら周りを活かそうとして、

上手くいかずに終わってしまう一番辛い状態で」

本田選手は「ヒデさんがそういう風に考えてたっていうのは、

だいたい自分の中で思ってた通りなんで、

どう思ってんのかなっていうのはずっと気になってたんですよね」

と、似た境遇にある中田さんの考えに妙に共感していました。 

 

「(2010年の)ワールドカップでどういうプレーをしたいの?」という中田さんの質問に本田選手は、

「オレかストライカーがゴールを獲らないと、

じゃあ誰が獲るねんっていう風にボク思ってますから。

多分の見ている人とかは、

いやお前ヘタクソやな何やってんねんって、

そこ打つとこちゃうよ、パス出しとけよ、フリーやろみたいな。

でも次もし万が一同じ場面があったとしたら、

それオレはすっごい前の打ったことが布石になってると思うんですよ。

全然ディフェンスのメンタルは違うと思うんですよね。

どれだけ相手に脅威を与えられるか。

みんなリスクを追うことを嫌うとか言いますけど、

ボクはリスクを追わへんことのほうが怖いんですよね。

そのほうがもうリスク大きいんちゃうかって。

リスク負うってそもそもじゃあ何を背負ってんねんっていう話やし」

と、自分が文句をいわれようとグイグイ攻めていくという攻撃的な回答。 

 

ここで中田さんが思う良い選手についての話に。

「自分のわがまままプレーをし続ける選手は、

バカか本当にいい選手かどっちかで終わる。

結果が出ればほんとうにいい選手になるし、

でなければバカ。

だけれどもバカな選手と言われてもそこで終わるわけじゃない。

絶対にそういう選手ってのは沈んでも上がってくる。

大体そう。

アイツパスも出さないし、フリーキックも蹴っちゃうし、

持ったら全部シュート打つよ。

ホントどうしようもねえなって言われている選手だったとしても」 

と中田さん。

 

そしてバカと言われている選手の得点が増えてくると、

「それまでが全部帳消しになりヒーローになっている。

それがサッカーの世界。

それを『ちょっと譲らないと』とか『パス回さないと』とかって思い始めると、

スゴい良い選手にはなれずに良い選手で終わってしまう。

だから結果が出ない時でも我慢し続けて、

本当に自分の好き勝手、

特に外国では自分のわがままでやらないと絶対にムリかなと。

ボクの経験上」

と中田さんは語ります。

本田選手も中田さんのこの意見に賛成。

ですが中田さんは現役時代、

わがままを通しきれず自分を出し切れなかったのを後悔しているのだとか。

やって後悔するよりも、

やらずに後悔するほうが後まで引きずる、

ともよく言いますからね。

 

そんな理由もあって、

中田さんは本田選手にはわがままに突き進んで欲しいと思っているそうです。

「ボクはいま本田選手のプレーを見てて思うのは、

すごい攻撃的で良いプレーをしていると。

やっぱり点を取る。

1番シンプルで重要だし、

日本代表の中でもやっぱり今までもワールドカップで1番足りないのは点を取ること。

本田選手のようなもっと前に進んで、

とにかく点を取りにいくというのは非常に大事だと思うし、

これから海外でやってってね、

結果を残していけばいくほど、

なんか自分の状況を重ねちゃうだけに、

やっぱり周りに合わせないで自分の思ったプレー、

好きなプレーをやってって欲しいなって外から見てて、

すごい思うところですね」 

と本田選手にエールを送っています。

 

本田選手と中田さんの2人はお互い似ていると共感し合い、 

本田選手も「思った通りで嬉しかったです、マジで」と興奮気味。

中田さんも、

「ボクがこうしたくなかったというものを、

そうならないようにやって欲しいなと。

ボクが今日1番伝えたかったのは、

ボクはこうだったからこれはやらない、

こうならずにこうして欲しいなっていうところなんですね」

と本田選手に頑張って欲しいようですね。 

 

さらに中田さんは最後に、

本田選手にこんなメッセージを送ってくれました。 

「とにかくボクとしては、

どれだけわがままにやってくれるかなと、

最悪お前のせいでワールドカップ負けたぞと言われようと、

どれだけ自分のプレーをやってくれるのか。

そこにすごい期待してて。

まあ本当にベッカムだってお前のせいで負けたぞとか言われたって、

その次はヒーローになるとか、

やっぱりどっちかしかないから。

中途半端で終わるのが1番つまらない。

最悪と言われるか、最高と言われるか。

そのどっちかであってほしい」

 

本田選手には中田さんへのあこがれの気持ちもあるでしょうから、

中田さんから激励のメッセージをたくさんもらって、

かなり勇気づけられたのではないでしょうか!

この年のワールドカップは日本代表は初めて決勝トーナメントまで勝ち進み、

ベスト16という好成績を残すことができました。

 

2014年のワールドカップの結果は散々でしたから、 

2018年のワールドカップ直前にも、

ゲン担ぎでまた中田さんと対談して欲しいですね!(笑)

 



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