アジアカップ速報!パレスチナ戦での本田圭佑に迫る! [本田圭佑]
2015年の1月12日に行われた日本対パレスチナ戦。
日本は4-0で勝利し、いちファンとして大喜びでした!
ですが肝心の本田圭佑選手自身は納得がいかないところもあったようです。
ここではパレスチナ戦でのできごとや事前練習でのコメントなど、
詳しく見ていきます。
〈試合内容はどうだった?〉
初戦ということでチームのコンディションはまだまだという評価が多かったようです。
確かに日本代表選手はそれぞれが異なるリーグの日程で戦ってきていますので、
初戦で全員をベストな状態に持っていくというのは難しいことなのかもしれません。
ですが相手のパレスチナはアジアカップ初出場ということで、
前回王者の日本は勝って当たり前という状況。
本田選手も得点を決めてはいましたが、
パスミスであったりトラップミスも見受けられました。
パレスチナのヘディングで失点しそうになったり、
油断したのかカウンターを受けてしまうような場面もありました。
キャプテンの長谷部選手は、
「勝てたことは良かったが、満足のできるレベルではない」
「特に後半は小さなミスが多かった。
試合を通して集中してやることができなかった」
とコメント。
アジアカップで日本が優勝するには、
コンディションや気持ちの面が課題になってきそうですね。
〈事前練習での本田圭佑〉
本田選手は2015年1月1日の初練習の際、
「元旦も普段と変わらない気持ちで臨めるのが理想かもしれないですけど、
でも自分は日本人なんで。
大晦日や元旦は心機一転というか、いろんなものを決めるのもこの時期だし、
まとめて反省するのもこの時期。
そういった意味では元旦は特別な思いはありますね」
というコメント。
本田選手はアジアカップだけでなくイタリアのセリエAでの日常など、
新たな課題や目標を考えなおす機会にもなったでしょう。
もちろん本田選手以外にも日本全体をサッカーで盛り上げていきたいと思っている選手、
アジアカップを足がかりにして世界のクラブに進出したいと思っている選手などもいるでしょう。
アジアカップはそれぞれの夢や思いが詰まった大会なのです。
ちなみに昨年末は八百長疑惑で話題になった日本代表のアギーレ監督でしたが、
29日の練習で選手たちに経緯などを説明し、
それ以降はサッカーの話だけしようと選手たちに話したとのことです。
ちなみに本田選手は、
寒いなか1人だけ短パン&生足で練習していました。
「オレの気合は十分だぞ」という意志のあらわれなのでしょう。
また、1月8日に行われたオーストラリアでの練習では、
「危機感は持たないといけないのかなというのは感じています」
と語り、日本チームはまだまだ緊張感が足りないのではと思っていたようですね。
さらに「まだ時間はあるので、いま100である必要はないです。
この後の3日間の練習と試合を重ねていくうちに最高のところまで上げていくことが理想」
とも語っています。
これはパレスチナ戦はまだ調整途中ということですよね。
アジアカップの後半になってさらに日本チームの連係プレイに磨きがかかっていくことを期待しましょう。
さらに本田選手は、
「この大会は前回優勝している。
日本に挑戦してくるチームもいる。
明らかにワールドカップとは精神面で違ってくる。
上から挑んでいくと難しいし、危機感はもっていますけど、
自分たちのサッカーを突き詰めていくことが重要なんじゃないかと。
優勝できる可能性をちょっとでも高めるためにも、
精神的にどう挑むかが大事」
また、
「ビヘイブ(振る舞い)的なことで言えば常に意識している。
ピッチ外でできることがある。
自分が引っ張っていく」
といったコメントも残しています。
4年前のアジアカップは日本が優勝したとは言え、
ギリギリの優勝。
他のチームは日本を倒すために研究してきています。
チーム全体のモチベーションを落とさずに自分が引っ張っていく、
という本田選手の熱い思いが伝わってきます。
本田選手は子供の頃からサッカーをやってきていますから、
チーム全体が油断やおごった雰囲気で負けてしまったという経験は何度もあるはずです。
さらに前回は本田選手が大会MVPも受賞していますし、
本田選手自身のプレッシャーもあるはずです。
(ですが今回の大会で本田選手がビッグマウス発言をあまり言っていないのは、
ある意味自信の表れなのかも知れません)
〈パレスチナ側から見た日本戦〉
パレスチナは紛争など政治的な問題も多く抱える国です。
その中でもアジアカップに初出場できたというのは、パレスチナ国民にとっても嬉しいニュースだったでしょう。
スタジアムにも多くのパレスチナ人が応援にきていましたよね。
ちなみにパレスチナ代表のFWであるダダは、
試合後に本田選手とユニフォームを交換してもらったのだとか。
その時の対応が紳士的だったようで、感動していた様子でした。
〈アジアカップの注目選手に本田圭佑が!〉
2015年アジアカップの舞台であるオーストラリアのシドニー・モーニング・ヘラルド紙では、
アジアカップの注目選手に本田選手の名前を挙げています。
本田選手は前回大会のMVPでもありますのでいまさら感はありますが、
日本選手が注目されているのは嬉しいですよね。
本田選手を注目選手に挙げた理由としては、
「ACミランのベストプレイヤー」
「素晴らしいファーストタッチとコントロール」
「フィジカルの強い選手に対しても負けない」
「巧みなパス能力」
などを挙げています。
本田圭佑選手のいちファンとしては嬉しいのですが、
ちょっとほめ過ぎなのでは?と思う気もします(笑)
本田選手はイタリアのACミランではブーイングと賞賛の両方の時期を経験していますので、
褒められたからといって油断して浮足立つことも無いでしょうけど。
また同紙では「彼の威張るような態度は良いプレイヤーなので仕方ない」と、
かなり寛大な態度を示しています。
〈審判団への不満もあった〉
試合自体は4-0で快勝というかたちでしたが、
本田選手は審判団への不満をあらわにしています。
「まるでバスケットボール。
文句は言いたくないが、
審判のレベルについて何らかの対策を講じる必要があると思う。
試合中に文句を言うのはムダでしかない」
と言及しています。
主審はカタール人のアブドゥッラフマーン・フセインさん。
接触するたびにファウルを取られ、いつもようにプレーに集中できなかったと本田選手。
また前半の15分にパレスチナチームのハンドになってもよい場面でも、
PKになるようなことはありませんでした。
さらにパレスチナチームの危険なプレーにたいしてファウルを取らないことにも不満が。
パレスチナチームは1人は退場になりましたが……
もちろんアジアカップで主審をつとめるような審判ですから、
けっしてレベルの低い判定をしているわけではないということも頭に入れておく必要があります。
アジアの選手たちはファウルで倒れやすい傾向があり、
本田選手が普段プレーしているセリエAのフィジカルが強い選手たちとは違います。
個人的にはアジアカップの審判たちがセリエAのような判定基準を持ってくるとは思えませんので、
こっちから基準に合わせていくほうがよいのでは?とも思います。
今回の大会では審判のルール基準を攻略していくことも勝利のカギになるのかもしれません。
〈本田圭佑選手が離脱したACミランへの影響は?〉
本田選手はアジアカップのためにACミランを離脱したわけですが、
本田選手がACミランにいなくなってしまったことでどんな影響がでるのでしょうか?
インザーギ監督は本田選手の離脱について、
「本田がいなくなるのはとても大きいよ。
彼はあらゆる点で素晴らしい3ヶ月を過ごしたからね。
出場する選手が良いプレーをし、
いない選手の不在を悔やまないようにするんだ。
それが我々の力だよ」
と語っています。
さすがスター選手も数多く在籍しているACミラン。
主要メンバーが1人抜けたからといって、いちいち動揺することもないのでしょう。
日本は連覇も期待されていますので常に気を引き締めていかなくてはなりませんが、
16日のイラク戦も日本の勝利を期待しちゃいましょう!