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手のひら返し!?ガゼッタ・デロ・スポルト紙での本田圭佑 [本田圭佑]

ガゼッタ・デロ・スポルト紙は発行部数40万部を誇る、

イタリアで人気のスポーツ新聞です。

ガゼッタ・デロ・スポルト紙ではスポーツ全般を取り上げていますが、

紙面の半分以上がサッカーのニュースになっています。

選手への評価が辛口なのもこの新聞のガゼッタ・デロ・スポルト紙の特徴です。 

 

ちなみにガゼッタ・デロ・スポルト紙が日本でも知られるようになったのが、

元サッカー選手の中田英寿さんがイタリアで活躍していたのがきっかけ。 

そして本田圭佑選手もガゼッタ・デロ・スポルト紙で取り上げられることがよくありますね。

ガゼッタ・デロ・スポルト紙 本田圭佑.jpg 

それではガゼッタ・デロ・スポルト紙での本田選手の評判などを見ていきましょう! 

 

 

2012年10月9日、

当時CSKAモスクワに在籍中だった本田圭佑がガゼッタ・デロ・スポルト紙で、

”今週のヨーロッパイレブン”に選ばれたことはあります。

本田選手はACミランへの移籍の話が出てくる以前から注目されることも度々あったようです。

そしてACミランへの移籍の話が紙面に登場し始めたのは2013年7月のこと。

本田選手が当時所属していたCSKAモスクワから、

イタリアのACミランへの移籍の会談についての内容でした。

その後ACミランへの移籍の話がいったん無くなったものの、

ついに2014年の1月に本田選手が移籍することに決まりました。

本田選手の願いが叶って、

本当に嬉しいできごとでした。 

 

〈本田圭佑の初試合後の評価は?〉 

2014年1月、本田選手がACミランに移籍してからの初試合後の紙面では、

「素晴らしい先発初試合。

この日本人は本能に従ってしなやかに躍動した。

派手さはないが敵陣深くでのボールさばき、

現実的なプレーは実に効果的だった」 

と、紙面でその時の最高点7点の評価(満点は10点だがめったにない)。

本田選手のファンは「本田はイタリアでもいけそう」と思ったことでしょう。 

ですがこの時期は本田選手はなかなか活躍できず、

このあと数ヶ月間はガゼッタ・デロ・スポルト紙に酷評され続ける日々が続きます…… 

人生山あり谷ありですね。 

 

本田選手が不調だった2014年の前半期、

「本田、火星人」

「本田のミステリー。

今日はウィルス、

明日は数多くの疑問が」

などと本田選手をほめる記事など見当たりません。 

またガゼッタ・デロ・スポルト紙以外のスポーツ紙でも、

「髪が目立つだけ」

と厳しい評価。

本田選手もこの時期は苦しかったようです。

一説では本田選手が不調だった時期は、

バセドウ病で思うように体が動かなかったことが原因だったとも言われています。

でも本田選手は病気説については何も語ろうとはしてくれません……  

 

ところが、

2014年の後半になってくると徐々に本田選手が活躍し始めます。 

 

2014年10月、

ガゼッタ・デロ・スポルト紙では「本田圭佑はゴールのサラリーマン」と評しています。

不調だった入団当時とはぜんぜん違う本田選手。

得点ランキングも1位タイに並び、

本田選手がスーツケースを持って競技場から出て行く姿を、

勤勉なサラリーマンに例えて評価しています。 

ACミランの最高経営責任者であるガリアーニ氏も、

「この夏に彼の弟と交換して、

いい方の本田にしてもらった」

と冗談交じりに話していました。

またガリアーニ氏は、

「彼らはシーズンごとにパフォーマンスが変わる。

ケイスケは攻守ともに良いプレーをできるから、

私は気に入っている」 

と本田選手を絶賛していました。 

また同紙では、

「本田は自分自身に常に多くを要求する。

イタリアでの最初のシーズンはネガティブだった。

サムライには誇りと忠誠心があるのが自然だ。

本田はミランを裏切らなかった」

「射撃の達人」 

などと、本田選手を評価していました。

いままで本田選手をボロクソに言っていたメディアの中には、

本田選手に謝罪をするメディアもあらわれるなど、

異例の事態も起こりました。

このコロコロと評価が変わるイタリアメディアについて、

「手のひら返し」と批判されることもたびたびあります。 

 

ですがその後本田選手は徐々に失速していきます。

得点ランキングに入るくらいの活躍を見せていましたから、

相手チームのマークも厳しくなります。

9試合連続でゴールを決められず、

入団当時のような酷評はないものの、

「前半は完全に消えていた。

後半も同様。

幽霊」

などと手厳しい批判を受けていました。

ふたたび手のひら返しです。

バッサリ切り捨てるのがイタリア流?

 

さて、2015年になって、

前年に続いて本田選手にはさまざまな評価が下されています。

 

2015年2月12日

「本田は最後のサムライ。

期待していい」

 

2015年2月15日、エンポリ戦のあと

「自分自身というジャングルの中にいた日本人。

本田は完全に道に迷い、

全く正しい道を見いだせなかった。

創造性がなく、マリオ・ルイに圧倒された」

 

なかなか高評価を得られない本田選手ですが、

まだ2015年は始まったばかり。 

本田選手のさらなる進化を期待しましょう!

 

 

さて、ここまで本田選手の評価ばかりを見てきましたが、

他の選手にも目を向けてみましょう。 

 

まずガゼッタ・デロ・スポルト紙で過去に1番評価が高かったのは、

フランチェスコ・トッティ選手。

フランチェスコ・トッティ.jpg

同紙での評価の平均値が歴代最高点です。 

トッティ選手はローマ生まれの38歳で、

イタリア代表は退いたものの、

現在もASローマで現役を続けているスーパースター。

イタリア最優秀選手賞などを何度も受賞、

2006年にはワールドカップの優勝メンバーにもなっています。

ですがトッティ選手は天然キャラも有名で、

キャプテン翼のマネをして脚を骨折したり、 

間違って左右違う靴を履いてきたりと、

数々の天然エピソードがあります。 

ちなみにサポーターからは「大きな赤ちゃん」と呼ばれているそうです。

 

お次は元日本代表の中田英寿さん。

中田英寿.jpg

現在は現役を引退していますが、

2015年の1月、

ガゼッタ・デロ・スポルト紙では「中田英寿がダミアーニ(老舗ジュエリー店)とコラボ」という記事が。

中田英寿さんはサッカーに関しては、

「プレーするのは好きだが観戦は好きではない」

と話しており、

彼は根っからのサッカープレーヤーなんだな、と思いました。 

引退した後でも注目され続けているって、

カッコイイですね!

本田選手も引退した後は中田英寿さんのように、

サッカー以外のいろんなことに挑戦していくのでしょう。 

本田選手とともに、

中田英寿さんの今後の活動にも注目です。

 

ところで、

ガゼッタ・デロ・スポルト紙で過去に”10点”の評価を獲得した人が5人います。

1人は試合中に人工呼吸で仲間の命を救ったアレッシオ・スコルピ選手。

またイタリアがワールドカップで優勝した際に優勝メンバーの3人(リッピ監督、DFのカンナバーロ、GKのブッフォン)が獲得。 

そして純粋にプレーのみで評価されたと言われる選手が、

イタリアの至宝といわれるロベルト・バッジョ選手です。

ロベルト・バッジョ.jpg 

バッジョ選手は2000年にチャンピオンズリーグ進出をかけた一戦で、

先制点と決勝点をゴール。

この試合でガゼッタ・デロ・スポルト紙はバッジョ選手に10点の評価を与えました。

今後はバッジョ選手の次に10点を獲得する選手が出てくるのかどうかも注目したいです。 

ちなみにバッジョ選手が現役を引退したあとも、

ユニフォームのレプリカが生産され続けているのだとか!

まさにイタリアのレジェンドですね。

 

 

これまでガゼッタ・デロ・スポルト紙のサッカー評についてイロイロ見てきました。

ガゼッタ・デロ・スポルト紙は辛口と言われていますが、

選手が活躍した時と不調の時の評価がハッキリしているという感じです。

これからの本田選手の評価からも目が離せないですね!

 



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