本田圭佑の経営論!ビッグクラブを創るという夢 [本田圭佑]
サッカーの本田圭佑選手。
意外と思われるかもしれませんが、
実は本田選手、経営者の顔も持っているのです。
「現役のサッカー選手なのに会社もやってるの?」
「経営が忙しくて練習に影響が出たりしないの?」
など疑問は尽きません。
ここでは本田選手の経営論に迫ってみたいと思います!
〈サッカースクールの経営者、本田圭佑〉
本田選手は2012年から、
自身のサッカー教室「ソルティーロ」の経営を行なっています。
ソルティーロは2015年の4月には、
なんと全国に40校以上という数になる予定だそうです。
本田選手はとあるインタビューで、
「経営論をここで話したらきりがない。
まだ語れるほどのレベルじゃないし。
まあ勉強している最中ではあるよね」
と語っています。
ですが語れるほどではないとは言いながらも、
「スピード感でサッカースクールをやっている」
といいます。
時間は有限ですから、
「どこまでやれるかやってみよう」
ということでスクールを増やしているのだそうです。
本田選手に限らず経営者をやっている方は、
ライバル企業なども多いでしょうし、
スピード感は重要でしょう。
〈何校まで増やす?〉
本田選手は2018年のロシアワールドカップまでに、
300校までサッカースクールを増やしたいのだそう。
ですから残りの年数から逆算して、
今どんどんスクールを増やしているのだとか。
(夢実現までの日数を逆算して目標を立てる方法は、
本田選手が小さい頃から実践しています)
そして、
その先には”ビッグクラブを作る”という大きな目標があるそうです。
本田選手は「常に理想に追い付いていない」とは言いながらも、
実現してくれそうな気もしますよね!
でも2015年現在から逆算すると、
年間100校ずつ作っていくということになりますが……
今後ソルティーロはどのような展開を見せてくれるのでしょうか!?
〈「名前を貸しているだけ」ではない〉
有名選手や芸能人が、
自身はほとんど経営に関わらないで、
「名前を貸しているだけ」というのはよくありますよね。
でも本田選手はもちろん違います。
本人は「真剣なプロジェクトとして」やっていて、
練習内容なども本田選手自身で考えているそうです。
もちろん本田選手はイタリアでサッカー選手としての生活もありますので、
ソルティーロのスタッフたちと連絡を取り合いながら仕事を進めているのだとか。
ちなみに本田選手は、
サッカースクールに関してはお金のためにやっているわけではないようで、
サッカースクール経営での収入はほとんどないそう。
ビジネスでやっているCM出演などとは違うようですね。
スタッフの給料が稼げていればよいという感じでしょうか。
また本田選手は海外にもサッカースクールを作ることを考えているのだとか。
今後どのように発展していくのかも楽しみですね!
〈サッカーは人生のウォーミングアップ〉
本田選手が言うには「サッカーは人生のウォーミングアップ」だそう。
周囲の人達は本田選手はサッカー一筋だと思っているようですが、
本田選手は高校を卒業して名古屋グランパスに加入した当時から会社をやっていました。
どんな会社をやっていたかは不明ですが、
やっぱり今のソルティーロなどサッカー教室関係でしょうか?
本田選手にとっては、
サッカーは人生のごく一部。
意外な一面が垣間見えました。
〈本気で政治家を目指していたこともある〉
本田選手は本気で政治家になろうとしていた時期があるらしく、
どんなジャンルでも成功できるという自負を持っています。
本田選手が言うには、
総理大臣は運や派閥などの要素が絡んでくるので、
なれたかどうかはわからないそうですが。
社会を変えるなら政治家以外にも道はありますから、
本田選手は小さい頃からやってきたサッカーを選んだのでしょう。
現在サッカー選手として活躍している本田選手ですが、
国と国をつなぐ外交官としての意識もあるそうですよ。
世界的なプレイヤーはサッカー意外の意識が高い人も多いですよね。
〈凡人でもACミランの10番までたどり着ける〉
本田選手は自身のことを凡人だといいます。
子供の頃は特にサッカーの才能があったわけでもなく、
小学校2年生からサッカーを始めて、
中学卒業の時にはユースチームに入れなかったという挫折を経験。
そのとき祖父母からプロになるのを諦めるように言われたのだそう。
そしてようやく注目されるようになってきたのが高校生の頃。
プロになるまで毎日練習を重ね、
10年近くも努力を続けてきたわけです。
そしてプロになってからさらに10年、
ようやく世界的なビッグクラブのACミランでプレーできるようになったです。
本田選手には”努力”という言葉が似合いますね。
ですがただ闇雲に努力すれば良いというわけではありません。
本田選手は、
「自分の強みというのはわかっていて、
それを最大化してきたというのはある」
と語っているように、
セオリー通りに練習するだけではだめで、
自分自身を分析して知ることも大切になってくるようですね。
本田選手が小さい頃から毎日、
栄養素などの自己管理面から試合内容まで、
ずっと記録し続けているというのは有名な話です。
〈スティーブ・ジョブズや孫正義のような存在に〉
本田選手は「スティーブ・ジョブズや孫正義さんのようになりたいわけではない」とは言いながらも、
「20年後に若い選手たちからそうやって見てもらえるような存在になりたい」
と語っています。
本田選手自身、
自分が発揮するリーダーシップを才能の1つだと思っており、
幼稚園の頃からまわりを仕切っていたそうです。
〈リーダーシップを封印する〉
本田選手が自分の才能だと語っていたリーダーシップを、
現在は封印しようとしているのだそう。
その理由は「自分をレベルアップさせるため」。
人に指示を与えたり導いたりすることも大切ですが、
自分のサッカーの技術やフィジカルの強化には、
なかなかつながらないですよね。
本田選手がオランダやロシアにいた頃は、
仲間を励ましたり注意したり、
監督がやるようなことまでもやっていたそうです。
でもそのスタイルを変える必要が出てきてしまった。
その本田選手が変わろうとしている理由の1つに、
当然2014年のワールドカップで日本が敗退してしまったこともあるでしょう。
「いまは自分を伸ばすことに挑戦している。
年齢を考えると次の次のワールドカップはない。
この4年に集中したい。
そこに向けてのプロジェクト。
このままいけばみんなが驚くようなプレイヤーになることが自分にはもう見えている。
もちろん簡単じゃないよ。
1日、1日、
そこに近づいていけると思っている」
と、次のワールドカップに向けて前向きな姿勢を見せています。
プラス思考も本田選手の強みだと言えるでしょうね。
本田選手も他のアスリート達と同じように、
メンタルトレーニングを実践しているそうです。
〈自分の失敗から目をそらさずに克服する〉
本田選手は自分が出場した試合をYouTubeで何度も見返すそうです。
そして自分の新たな課題を見つけたり、
仲間のプレーを分析したりしています。
また本田選手は、
「(ミラン対サンプドリア戦で)あのときシュートを打つこともできたけど、
もうその力が残ってなかったのよね」
「あそこでシュートを打つフィジカルを身につけたい。
そうすれば大事なところでチームを助けられる選手になれるから」
と自分のフィジカルの無さを反省し、
自分の弱点克服への力としています。
〈現状を嘆くのではなく〉
本田選手は、
「メディアは儲からないと現状を嘆くのではなく、
リーダーシップの歩き者が出てきて、
自らが新たな領域を作り出すくらいのことをしてまとまらないと。
今はそれぞれが個人プレーに走っている。
それではダメ。
たとえばJリーグを盛り上げるためには、
そこに集中して取り組むポジションの人も必要だと思う。
それは選手である自分にはできないことだから」
とマスコミやサッカー関係者たちに物申すような発言もしています。
なかなか現状を嘆いていたり満足していたりすると、
なかなか進歩や発展はしていきませんよね。
常に考えて改善点を見つけ出し、
それを改善するために常に行動し続けることが、
本田選手のように夢を実現する”鍵”なのではないでしょうか?